積水ハウスグループの高齢者向け賃貸住宅 グランドマスト

定年時代令和5年5月号

「グランドマスト西大宮」 入居者インタビュー

大井 さん

裁縫が得意な大井さん。                 
「アルディージャ」カラーのオレンジ色の布地で作った装いで。
マスコットのアルディくんと共に。            

積水ハウスグループの「グランドマスト」は、自立型の高齢者向け賃貸マンション(サービス付き高齢者向け住宅、通称“サ高住”)だ。「今は元気だけれど一人暮らしは不安」そんな人に選ばれている。
昨年12月に入居した大井さん(84)の場合は、「判を押すことを終わらせたい」という思いも大きかったという。入居に至る経緯と暮らしぶりを聞いた。

自由と緩やかな見守りのある生活を満喫

 
大井さんが入居したのはJR川越線「西大宮」駅から徒歩10分の「グランドマスト西大宮」。「前からサ高住を探していて、たまたま『定年時代』で見つけたんです」。

大井さんはサッカーJリーグの大宮アルディージャを30年以上応援する筋金入りのサポーター。同物件が同チーム練習場の近くにあったことも決め手となった。
西大宮駅周辺を「開発された新しい街だから、道路の幅や歩道が広いなど素晴らしい!」。
スーパーや商業施設が充実していることも便利と満足の様子。
 以前から、新聞を読み聞かせる音訳ボランティアや障害者就労支援の手伝いなど社会貢献を続けてきた大井さん。
今でもいくつかの活動をしつつ、サッカーの応援や水泳など、入居しても自宅と変わらないアクティブな毎日を送る。出かける時は車の運転も。

『自分で判断できるうちに』住み替えを検討

 
大井さんがサ高住を考えたのは10年ほど前のこと。「主人を早くに亡くし、子どもがいなかったので、妹などに迷惑をかけないように、“後片付け”をきちんとしておきたかったんです」。
大宮区で100年ほど続く一軒家を守ってきた大井さんは、自分で判断できるうちに、重要な書類への捺印が必要となる自宅整理などを終わらせたいと考えたという。

自宅が空き巣被害に

 入居契約を済ませたすぐ後に、何と自宅が空き巣被害にあった大井さん。
シニア層を狙った物騒な事件が後を絶たず、そのことで高齢者住宅への入居を考える人も増えている昨今、大井さんも、スタッフが日中常駐する同物件に入居して安心を実感したようだ。

友人からの電話

 交友関係の広い大井さんが入居したことを知ると、「みんなから電話がかかってきたんです。私も考えているって」。
入居金がたくさんかかると思っていた人や介護施設のように狭いと誤解していた人に、高額な入居一時金は必要ないこと、キッチン付きの広い部屋であることを伝えた。

雨戸・庭なくなり楽に

 雨戸の開閉や庭の草むしりがなくなったことも楽でいいとし、「早く入ればよかったと思います」。加えて、「自由に自分の好きなように暮らせるのがいいですね。
それでいて緩やかに見守ってくれて」。縁あって住み替えられたことに感謝し、「今、幸せです」と話す大井さん。新しい生活を満喫している。

食堂

自炊中心の大井さんだが、好きなメニューの時は食堂で喫食(有料・選択制)。
「やさしいお味で美味しいですよ」と太鼓判を押す。食堂は体操でも利用されている。

(定年時代2023年5月下旬号 掲載)

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