積水ハウスグループの高齢者向け賃貸住宅 グランドマスト

定年時代令和3年5月号(横浜・川崎版)

「グランドマスト横浜鴨居」入居者インタビュー
居宅介護支援を活用し、高齢者住宅で夫婦一緒に暮らす

例えば、妻が要介護状態になったとき、介護をする状況になった夫は、この先どうすれば…と途方に暮れてしまうのが普通だろう。自宅で介護をするか、老人ホームにお世話になり自分は自宅で暮らすか、どちらかを考えることが多いと思われるが、夫婦二人で高齢者住宅に入り、様々な支援を受けながら介護をするという選択肢もある。そんな暮らし方を選び、積水ハウスグループの「グランドマスト横浜鴨居」に入居している関口さんに話を聞いた。

関口久夫さん・ミヤ子さん
関口久夫さん・ミヤ子さん
自立の久夫さん(80)が要介護4のミヤ子さん(87)の介護をしながら暮らし始めたのは2019年10月のこと。JR横浜線「鴨居」駅から徒歩圏内の同物件は、キッチン・浴室など一般のマンションと同じ機能が備わり、バリアフリー仕様で、安否確認・生活相談など生活支援が付いたサービス付き高齢者向け住宅だ。介護大手・ツクイの介護事業所もあり、安心の体制は夜間も。

突然、自宅で倒れて

2018年12月、ミヤ子さんは自宅で突然倒れた。脳卒中だった。「その日はゲートボールの試合が中止になり、たまたま家にいたんです」。久夫さんの発見が早かったことが幸いし、すぐに救急病院に入院し、緊急手術。その後入所した介護老人保健施設も長く居られないため、左半身に麻痺が残ったミヤ子さんとの住まいを考えることに。

二人で暮らせる住まいを

川崎区で40数年暮らした一軒家での在宅介護も考えたが、車椅子用にリフォームすることができず断念。一番の願いは二人一緒に仲良く暮らすことだったが、介護施設は居室が狭く、同室入居ができないところが多かった。そこで、広い居室で二人入居が可能な「グランドマスト横浜鴨居」が候補に。24時間サポート体制、居宅介護支援の充実、見学した際の親切な説明にも好感をもった。「緑も多いし、何よりも二人で住める広い部屋が魅力だった」と久夫さん。姪の住まいが近いことも良かったという。

親身な支援に感謝

ミヤ子さんの介護の充実と久夫さんの負担軽減を考え、訪問介護、訪問看護、訪問診療、デイサービス、ショートステイなどをフル活用している。 入居時から今の介護の支援も含めて、これだけは伝えたいと、久夫さんが話すには、「ツクイ横浜緑ケアプランセンターの方にすごくお世話になりました。手続きや申請などわからないことばかりでしたが、本当に親身にやっていただいて。大変感謝しています」

今では自分の時間を持つことができ、最近入居した男性と友達になり、月1回の飲み会を楽しんだり、昔の本を読み返したり、趣味の囲碁を初級から学び直したり、失ったものと同じぐらい得るものも多いと、人生を前向きに過ごしている。

関口久夫さん 「目上の人じゃなきゃダメだ」と思って姉さん女房のミヤ子さんと結婚した久夫さん。今の生活は満足かミヤ子さんに聞くたびに、「お父さんがいるから幸せ、とうれしいことを言ってくれるんですよ」
関口ミヤ子さん 小唄の稽古に週1回、通っていたというミヤ子さん。65年のキャリアとのこと
【定年時代 令和3年5月号(横浜・川崎版)掲載誌面】