「第二の故郷」と呼び親しんだアメリカを離れて、
新たな余生の歩幅をたのしむ。2024.04.26.
「グランドマスト横浜鴨居」に奥さまとふたりでお住まいのY様。1970年代にお仕事の関係でアメリカ駐在となり、現地で10年近く勤め上げられた後、ご自身の会社を立ち上げて根を下ろし、ご家族と共に長く暮らしを営んでこられました。「第二の故郷」と呼び親しむほどの場所になったアメリカ。しかし、リタイア後にカリフォルニアで過ごされる中、アメリカでの老後の生活に不安を覚え始めたこと、また、奥様のご体調の変化をきっかけに、「余生は日本で」と考えるに至ったそうです。
グローバル経験豊富なY様の、アメリカでの生活や人生観、グランドマストでの暮らしについてお聞きしました。
アメリカは元気でお金があれば面白い。
老齢に近づくにつれ暮らし続けるのは難しいと感じた。
―――アメリカで生活をなさっていたそうですね。
ええ。最初に暮らしたのは、当時勤めていたメーカーの仕事の関係で、輸出担当の社員として駐在で行ったときです。そこから10年ほどで独立して、起業して。トータル50年、アメリカで生活していました。人生の半分以上、向こうにいたことになりますね。
日本に帰ってきて1年半ほどですが、アメリカの生活は懐かしいです。水も合いましたし、家も買いました。もう、本当に第二の故郷と言って差し支えない。生まれは日本だけども、日本以上に長くいたところですから。今でも大好きですね。
―――そんな中、帰国を決められたのには、どういった理由がありましたか。
アメリカは強いものが勝つ国。それから、若い人たちが活躍する国です。私も若かったときにはハングリーに働いて生活できましたが、老齢に近づくにつれ、ここで暮らし続けるのは難しいと感じるようになりました。
特に、医療は非常にリスクが高いですね。アメリカは国民皆保険じゃないですから、自分の健康、医療、介護は、全部、自分でお金を出さないといけない。歯を治すのだって大変です。日本円だと何百万円、平気でかかっちゃう。65歳以上ならメディケアがあるけど、それひとつだけではカバーできない。だから、第二保険に入る。第二保険は民間の保険会社ですから価格が高い。でも、その出費を耐えていかないと心配です。
高齢者向けの施設はどうかっていうと、いいところはある。ホテルみたいなところもあるし、サンフランシスコなんかだと日系のための施設もあるんですけど、これも高い。
それから、とにかく土地が広くて、移動は車がないとどうにもならない。日本でもある程度そうですが、車が運転できなくなる、そんなにお金もない…ということになると、向こうでは本当に生活が大変です。元気でお金があれば面白い国ですが、だんだん衰えていく先を見通すと日本の方が面倒見がいいし、帰国は有力なチョイスでした。この辺が潮時という判断は、正解だったなと思ってますよ。
-
グランドマスト横浜鴨居の南側からの外観。
-
グランドマスト横浜鴨居の正面外観。
積水ハウスのサ高住は非常にまじめ。
堅実なスタッフが多く、住み始めてより好きになった。
―――数ある物件から、グランドマストを選ばれた理由をお聞かせください。
日本へ帰ろうと思って物件を調べ始めたのは、2、3年前です。アメリカでも、積水さんが広告を出していたんです。そこに日本人の行政書士の人も広告を出していて、その人に頼んで日本へ帰ってくる手続きをしてもらいました。今でもお世話になっています。そういうこともあって、積水ハウスは身近に感じていましてね。本当に、縁としか言いようがない感じですね。
他にも物件はいっぱいあるけども、やっぱり頭金がないのは大きい。数千万の頭金や入居金を払って、いくら娯楽施設やアメニティが充実していても、毎日楽しめるかどうか…。もっと実質的なことで十分じゃないかな、と思ったんです
その点、積水ハウスのサ高住は非常にまじめで、外面だけでなく中身がしっかりしている。まず、年配の人にふさわしい住居を提供するという法律があって、それに基づいて、非常に実績のある会社が忠実に形にして作っているので、手抜きがないですね。スタッフも堅実な人たちで、住み始めてなおさら好きになりました。
-
リビングアテンダーのおもてなしにご満足のY様。
-
ホテルさながらのエントランスとフロント。
首都圏でありながら都会のど真ん中じゃない。
妻からも「いいとこ見つけたわ」と褒めてもらった。
―――グランドマストも数件、見学されたと伺っています。立地やお部屋についての条件はありましたか。
立地の条件は、まず首都圏であること。おそらく、全てのアクセスがいいだろうし、病院もたくさん選択肢があるんじゃないかと。東京の物件も見せてもらいましたが、なんとなく横浜のほうが、ちょっとだけスペースというか、隙間があるというか。家と家との間がね、ゆとりがあるように感じました。この辺りまで来ると、野菜を売ってる農家さんさえあるわけですからね。場所はいいけど、都会のど真ん中っていう感じじゃないし、ちょうどよかったなと思ってます。
部屋は、できるだけ広いところを希望していました。特にベッドルームですね。セミダブルのベッドを2つ並べて置けるぐらいの広さがほしいなと。アメリカの住環境に慣れていたこともありますし、妻の健康のためでもあります。要望を正直に伝えて、条件に当てはまるところを探してもらったのがこのグランドマスト横浜鴨居だったんですよ。妻も「お父さん、いいとこ見つけたわ」って褒めてくれましたね。だから、私も満足していますよ。
-
物件ほど近くのバス停から鴨居駅までアクセス良好。
-
グランドマスト横浜鴨居のある町なみ。
これからは行動範囲を広げたり、
入居者さんにも積極的に声をかけていきたい。
―――外出やご近所付き合いなどはいかがですか。
あまり出かけません(笑)。散歩と買い物ぐらい。マップを買って電車に乗ったんですけど、まだ全然わからなくて…。かろうじて、鴨居駅からここへ帰ってくるバスだけは乗れるようになりました。もちろん、これから行動範囲を広げて出かけていきたいと思っています。
アメリカと比べると、日本は大人しい方が多いような印象ですね。お友達作りはこれからですが、グランドマストの中でも楽しくやりたい。こちらから積極的にコミュニケーションを取っていくつもりです。
生活のリズムは変わりましたし、日々、日本の慣習や文化に驚くこともありますが、それは好き嫌いじゃなくて、単に日米の違いですよね。だから、合わせて適応しますよ。人間はね、住めば都といいますし、そうやって生きてきましたから。
-
これからの余生に期待を膨らませるY様。
-
入居者様同士のコミュニティの中心となる食堂。
Solutionグランドマストなら
-
今の暮らしと「この先」の安心を支えるツクイの介護サービス
奥さまの健康を考慮され、物件を探していたY様。グランドマストの入居審査では「自立した生活が可能なこと」という項目がありますが、グランドマスト横浜鴨居は介護のプロ「ツクイ」と連携しており、様々な介護サービスを提供しています。要介護の方でも安心してお過ごしいただけます。
もっと見る
-
グランドマスト横浜鴨居は、積水ハウスの住まいづくりのクオリティとツクイの安心の生活サポートから生まれた真のホスピタリティで、活き活きとした暮らしをサポートできる体制を整えております。
読み物一覧にもどる